2024-12-23 pixie

2024年の仕事

2024年は春が過ぎる頃から冬が始まる時まで

移転オープンするお店のリノベーションに現場監督の様な役目で携わりました。

力一杯良いお店が出来る様に半年程

休みが1日も無い程に働きました。

ピクシィーや実家の仕事、カフェ暦のプロデュース等

同時期にしていたので休み無し。

その中でも今年はそのリノベーションの仕事が私のメインになった様な一年になりました。

そんな中リノベーションのオーラスに諸事情がありまして

私のイメージするデザインを作り上げる事が出来ずに引き渡しで無念。

大まかは私達ですが最後の重要な所を創る事が出来ませんでした。

でも途中経過の画像はありますので

ここに仕事の記録として残しておきます。

今年は沢山のお客様や友人知人の方々も

同様の話しがあり宇宙のリズムなのだなぁと思う事然り。

結果的には自分達が携わった所は素敵に出来たなぁと自己満足しています^_^

そして今年は少し置いてけぼりになりがちだったピクシィーにも無事戻れてホッとしています。

たった今はカフェ暦のクリスマスケーキの手伝いをしながらピクシィー,実家の両立してます。

大好きな年末がやって来ました。

正面のキッチン手前に大きなカウンターを造作。ビンテージデッドストックの日本製のタイルを貼りました。
とても気に入ってます。どの写真も加工一切無しです。
まだテーブルとかの配置が出来ていない状態。テーブルは栗の木の一枚板か昭和の一枚板で作りました。生きていた木の命を頂く作業、真剣に取り組みました。栗の木さん有難うございます。
ストックルームを作りました。照明はまだ途中の段階の写真ですが、昭和感やリアルなアンティークを集めました。ピクシィー同様色んな形で決めて行きました。私自身同じ物を飾るより色んなデザインの物が好きです。
トイレの仕切りに無垢板の壁を作りました。子供のお客さん達が来てもリラックス出来る様にシュタイナー的な丸みをつけたり心掛けました、出来るだけですが、、、
かなりまだ作業中の状態の写真ですが左のアンティークの棚をパーラーエメラルドのそらちゃんから譲り受けお店の代表的なイメージにしようとしていました。とてもしっかりとした立派な棚です。そらちゃんありがとう!
アンティークな椅子やテーブル(一枚板のテーブル)は私が集めた物です。それ以外の現行の感じの物は私のチョイスでは無く施主さんが集めて来られた物です。
写真を撮れる余裕がいつも作業が終わって遅くなってからなので真夏なのですが帰るのはとっぷりと日が暮れてからになります。物作りとはそうゆう物ですね。
トイレの扉も元々あった物をお客さん同士がぶつかったりしないよう開く方向を変えてそのままではかっこ良く無い扉だったので無垢的にと意向を伝えたら大工さん達が変えてくれました。とても嬉しかったです。
大切に保存していた昭和初期の建具を玄関に使いました。ガラスも当時の古い物のままなのでとても貴重で現代には無いデザインや物作りを感じる素敵なドア。昔の物は本当に手が込んでいて職人さん達の技を感じます。お願いした大工さんが開きやすい様何度も工夫していました。
出来るだけ自然の塗料や材料を使いました。あと捨てられそうになった物等を再利用したり地球や生き物に意味のある事を心掛けるのが私流であります。そこが解り合えるセンスの持ち主の方で無いと私のしている事は意味不明かもですねー。因みにやはり解体や再利用の方が何倍も手間がかかります。でもそれに意味を感じています。
カウンターの天板はとても長く幅も広い杉の一枚板です。こちらも木に感謝です。無垢感を大切にしたくオイルも自然素材の良質な物を何度も塗りその上からコーティングの為に蜜蝋を何回かに分けて塗りました。これで数年は大丈夫ですね。足置きも同じ様にして裏は雨の日でも傷まぬように柿渋も染み込ませました。強い!
床はそのまま使ったので歯抜けみたいになった場所にアメリカのヴィンテージデッドストックのタイルを貼りました。人が歩く所には滑ったり危険ですがあまり関係無い所にはこれ。滑りそうな所にはテラコッタ風のタイルを色んな色ので貼りました。なんか可愛い。貼る為の資材も通常のモルタルやセメントでは無くとても強いタイプの物を使いました。
この仕切りには鉄製の重い扉や壁がありましたが取っ払って一旦保管しました。キッチンの所には天井を新たに付けたり色選びも慎重にしました。

改めて本当は多忙過ぎて私の現場に来て貰える状況では無かったりした職人の皆様

大工さん、水道屋さん、ガス屋さん、電気屋さん、他手伝ってくれたり助けてくれた皆さん

この信頼出来る職人の皆さんがいないと出来上がりませんでした。

本当に有難うございました!

皆さんのお陰でやり遂げる事が出来ました。

出来る限りの事は精一杯やりました。

良い勉強になりました。

またいつかこんな時が来たらこの職人の方々と一緒にお仕事が出来たらなぁと思います。

そして施主さんが(お客さんも)お店を商っているうちに使い易いなぁとかステキなデザインだなとか少しでも思って貰えたらなと思っています。